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ワシも分かっては居らんが、「分かってない事」は分かって居る。
「そんなの嘘でしょ!」って言う前に調べて見たら。
否定するのは後でも間に合うよ~。

2018年04月08日

平行線は交わりますが、何か?


論理的な矛盾が無ければ一見非常識でも存在出来ます。



ユークリッドの幾何学からニュートンの物理学が、リーマンの幾何学からアインシュタインの物理学が創られました。
ユークリッド⇒「直線はまっすぐで、平行線は交わらない」
リーマン⇒「直線は曲がっていて、平行線は交わる」
どちらも正しいです。ただ最初の決め方が違う。
ユークリッドは空間は曲がっていないと決め、リーマンは曲がっていると決めた。
赤道上の離れた位置に居る2人が、お互い赤道に直角方向に進むと南極か北極で出会います。
直線を引いた空間が曲がって居るからです。
 
【それは直線ですか?】
縦の線(緯線)に直角に西or東に進むと、お互い円を描いて交わりませんが、線は重なります。
ユークリッド風に無理すると「平行線は交わらないが、自分と重なる円軌道である。」
d ( ̄ ・ ̄)ヾ(^o^; )オイオイ 無理じゃね?
紙の上で矛盾が無くても、現実には当てはまらない。
制約された条件の範囲では正しくても、限定解除するととんでもない事が起きます。

【アインシュタインは空間が曲がってると考えた。】
ニュートンは物質同士が引き合ってると(万有引力)と考えたけど、アインシュタインは質量が空間を曲げてると考えた。
遠くにある天体の前に重い星があると、光が曲げられて見えない筈の天体が見えてしまう。
この現象は重力レンズと呼ばれ、比較的早い段階で検証された。
太陽の10倍以上重い天体は内側に潰れてブラックホールになるとの予測も、まあまあ早めにBHが発見され、今ではBHはあちこちで確認されている。
空間が曲がるなんて発表当時はほとんどが信じて居なかったけど、今では常識。
ディラックさんはその一般相対性理論の式からもっと突飛な事を考えた。
  
【+も-もあるとディラックは考えた。】
E²=(mc²)+(pc)² は E=mc² に整理する前の式。
E²だから√を開くと、+と-の2つの答えが出る。
数学はそういう決まりだから、そうなる。
c(光速)は+だから、残るm(質量)がーの値を取る・・・とディラックさんは予測した。
「マイナスの質量って何よ?」だが,論理的に矛盾はしていない。
1931年ディラックさんがそう言った翌年の1932年「+の電荷を持つ反電子(ポジトロン)」が発見され、1955年「反陽子」が作られた。
「物質と反応して対消滅する反物質なんかあるんか~い!」と言ってもあるんだから仕方が無い。
  
※wikipedia 陽電子(ポジトロン)⇒wiki 陽電子
  
【注】流石にザックリし過ぎなので追記。式の中に隠れて居るけど、-なのは質量ではなくて性質。



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Posted by サヴァイバー at 07:24│Comments(0)物理・量子・宇宙
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